ポーランド声楽曲選集 第7巻
シマノフスキ歌曲選集Ⅱ
重川真紀/小早川 朗子/関口 時正 編
■A4判/80ページ
■定価:2,090円(本体1,900+税10%)
■ISBN 978-4-907121-35-8
「ポーランド声楽曲選集」シリーズでは、第5巻『シマノフスキ歌曲選集Ⅰ』で、シマノフスキの代表作ともいえる2つの歌曲作品を収録しましたが、この度第2弾として《六つの歌》作品2、《おとぎ話のお姫さまの歌》作品31、《三つの子守唄》作品48の3作品を収録しました。
シマノフスキはポーランドの民俗的素材だけでなく、古代ギリシア、イスラム、ビザンチンなど広い範囲に創作の源泉を求め、題材に応じて作風を自在に変化させていきました。とりわけ声楽作品は、彼が新たな語法の開拓を試みた点で重要なジャンルといえるでしょう。
様式的特徴が大きく異なるこれらの作品を通して、ショパンの遺産の継承から後期ロマン主義へ、フランス印象主義から自国の民俗的素材を取り入れた新古典主義へとめまぐるしく作風を変化させたシマノフスキならではの多様性を、十分に実感していただけることでしょう。
収録曲
1.《六つの歌》
Ⅰ.全世界が遠のいたⅡ.君は死んでいない
Ⅲ.霧の中
Ⅳ.時おりつらつら、うとうと夢見ていると
Ⅴ.君の声が聞こえた
Ⅵ.巡礼者
2.《おとぎ話のお姫さまの歌》
Ⅰ.孤独なお月さまⅡ.ナイチンゲール
Ⅲ.金の靴
Ⅳ.ダンス
Ⅴ.波の歌
Ⅵ.宴
3.《三つの子守唄》
ⅠⅡ
Ⅲ