オーフロイデ! ベートーヴェン交響曲第九番〜歓喜の歌の発音とうたいかた〜 実践編 "歓喜の歌"を歌う人のためのドイツ語の発音 声楽家 熊倉 淑

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オーフロイデ! ベートーヴェン交響曲第九番〜歓喜の歌の発音とうたいかた〜 

実践編 

"歓喜の歌"を歌うひとのためのドイツ語の発音    声楽家 熊倉 淑


 正しい発音は、良い姿勢や良い呼吸法なしには存在しません。いつもからだにしっかり支えられた息のはたらきと、唇や舌の動きの変化によって発音されますので、口先だけで出る音はひとつもないのです。ドイツ語は日本語にくらべますと子音がずっと多いので、横隔膜の作動は日本語の発音よりはるかに必要とされます。発声の技法のうち、正しい支えを習得する方法がいくつかありますが、その中でも大切な方法のひとつが子音を正しく発音することなのです。つまり子音を正確に発音しますと支えが良くなるのです。
 次に各音について「歓喜の歌」のテキストの中から適合する語を抜き書きしますが、その際必ず呼吸や支えを正しくはたらかせながら唇や舌の動きを練習してくださるようおすすめします。なお、発音記号は、ドイツにおける発音学の専門家や、舞台芸術家(声楽家、朗唱家、俳優)、アナウンサーなどのための最高の権威ある辞典、Deutsche Aussprache – siebs–によりました。


母音



 母音には単母音、重母音、変母音、複母音があります。これから個々の母音について、唇の形や舌の位置について説明していきますが、そのときの唇の開きぐあいのめやすとして次の図を見てください。




 aというきっぱりとした音は唇が卵形に開いています。ɛ → e → I → i 、と図の左を上行するにしたがい、唇は上下の間が狭くなり横に張りを増します。図の右は上行するにしたがい、唇は縦に狭くとがってきます。ウムラウトは図の中央です。右の記号の口の形をして左の記号の舌の位置をとります。例えば、œはɔの口の形をくずさないでそのまま舌の位置をɛの位置にします。ɔの口の形でɛというのです。


単母音 a  e  i  o  u

 a  [aː][a]

 唇はゆるめて大きく丸く開きます。舌の縁は下前歯内側についていて、舌は平らにゆるんでいます。横隔膜の動きと関係をもちながらはっきりと発音します。




 E  [e][ε][ə]

 e,ε, ə,は音がかなり違いますので注意して練習してください。

[eː] 唇はゆるんでほほえんだときのように少し横に開きます。舌縁は下前歯内側についていますが、舌の中にほどはiに近いほど弓状に盛り上がり、しかも口蓋は高く上がっています。日本語のエよりずっと狭く、耳にはイに近く聞こえます。ほほえみながらエの口の形をしてイと発音するくらいがほどよいでしょう。




[ɛ] 唇はゆるめ卵形に開きます。唇を横に張らないように。舌縁は下前歯内側につき、舌は弓状にもり上がっていますがeのように高くはありません。口蓋は高く上がっています。どちらかといえば日本語の短いエに近いと考えて良いでしょう。

 

[ə] これは短くアクセントのないあいまいな音で唇、歯の位置も力を抜いて休んでいる状態に近いのです。唇はゆるんで開き舌先は下前歯内側ですが舌の形はe, ɛよりずっと平らです。英語のmother[m𝚲𝛿ər]などに近いといえましょう。

 


 I  [iː] [I]

[iː] 唇はほほえむように開きますが横に張りすぎぬこと。舌縁は下前歯についていて舌はもり上がりますが、口蓋は高く上がっています。


 

[i]iː より唇はゆるんで上下前歯の間隔は広く開き小指のはばくらい開きます。舌縁は下前歯内側についています。


 

o [oː]唇はよく丸めてとがらせます。ɔよりもっと唇の開きは狭くなり丸くなります。舌縁は舌前歯内側にあり、舌の形は平らです。

 

[ɔ]唇はよく丸めてとがらせます。oːより開いています。舌縁は下前歯内側にあり平らです。

 


 u 
[uː] [ʊ]

 

[uː] 唇は丸めてよくとがらせます。ʊより唇は狭く尖っています。舌縁は下前歯内側にあり、舌の奥がいくぶん高くなります。

 

[ʊ] 唇は丸くとがっていますが、uːよりも大きめに開いています。小指が入るくらいに上下の歯の間は開きます。舌縁は下前歯内側にあって平らです(日本語はoもuも、ほとんど唇をとがらせ丸く寄せることはありません。イと同じように上下に狭くなる形でo、uを発音しますので、ドイツ語のo、uを発音するときは特に気を使って発音しましょう)。

 

重母音 aa  ee  oo  ie(iiとは用いない)

同じ母音字を重ねて長く発音します。このテキストに出てくるのはeeとieです。


 

変母音 ウムラウト ä ö ü

ä [ɛː] [ɛ] このテキストには譜例がありません。

 Ö  [øː] [œ]

[øː] 唇をoːの形にとがらせておいて舌の位置eːにして発音します。

 

[œ] ɔと同様に唇を丸めてとがらせておいて、ɛ の舌の位置で発音します。




 Ü  [yː] [y]

[yː] 唇はuːのように丸めてとがらせ、舌の位置はiːで発音します。口蓋は高く上がっています。



[yː]  唇はʊのように丸くよくとがらせ、舌の位置をIにして発音します。




複母音 ei  au  eu  äu

 ei  [ae] 短く明るいaを発音し、すぐに非常に短くしまったeを発音します。日本語のイでもエでもありません。aを発音して、アゴを動かさずに舌の位置だけiに移動すると、この音が得られます。

 

 Au  [ao]明るいaを発音してすぐ唇をよく丸めてとがらせたoを発音します。日本人は唇をたてに寄せる音が不得意ですから、唇を寄せずに発音しますと、例えばausは[aos]ときこえずに[aas]と聞こえますから気をつけましょう。

 

eu äu [ɔø]短く開いたoに続いてすぐ非常に短いöを発音します。

 

 

 

子音

 母音はすべて有声音ですが、子音には有声音と無声音があります。

 母音を発音する際、舌縁はどんな音のときも、たとえ舌の中ほどが弓状にもりあがることがあっても必ずいつも下前歯内側についていましたが、子音は音によって舌の位置や形が変わります。

 下の表がb-p, d-t,g-k,f,v-w,ss-s,j-ch(ich系)、は字は違いますが、互いに有声音—無声音の関係だということがわかります。つまり互いに舌の位置や唇の形は同じなのです。


 

 

I 唇領域音 m  b  p

 

 m  有声音。唇はやわらかく閉じますが上下前歯は軽く開いています。舌は平らに下アゴの中にあって舌縁は下前歯の内側にあります。舌先が奥に引っ込んで宙にひらひらしていてはいけません。また歯をかみしめていてはだめです。

 p32エーリーズイム.png

 b  有声音と無声音があります。mと同様、唇を軽く閉じ、歯は軽く開き、舌は下あごの中に安らかに平らです。そして息を唇の真ん中から軽く破裂させます。
有声音



無声音
Cherub ヒェールブ

 P  唇、舌の状態すべて無声音のbと同じです。

Gepruft ゲプリューフト

 pf   破擦音。I唇領域音とII上門歯または上歯茎の領域音の両方を使う音。Pの発音で唇を押し開きながら上前歯で舌唇に触れ無声音のfを発音します。

Schöpfer シェップフェる

 

 

II 上門歯または上歯茎の領域音

 

w  f  v  s(有声、無声)d  t  n  l  sch r 等

 f v  無声音。下唇の少し内側を上門歯のところへもってゆき触れます。舌は平らで下前歯内側についています。

p33フロいデ.png

 w  無声音。f,vの有声音で唇、舌の扱いはfに同じ。

 

 s  ss  β  有声音も無声音もある。

  • 有声音 唇はゆるんで、歯の間は少しあいています。下あごは上あごより少し後にひかれています。舌縁は下前歯の内側についていることが大切。日本語のズは舌縁が上あごにつくほど近くにあり、ドイツ人の耳にはd+sにきこえますから特に注意してください。
p33エリューズイム.png
  • 無声音 有声音と同じ扱いです。
p33アウス.png

 n  有声音。唇はゆるんで軽く開き、歯の間も開いています。舌先はゆるんで上門歯の内側につき舌の奥は平らです。

p33シェールネル.png

  l   有声音。舌先が上前歯内側につくのはnと同様ですが、nに比べると上歯に接する舌先の面は少なくなります。

p33エリューズィウム.png 

 d  有声音、無声音があります。唇は軽くあいて、舌先はnのときのように上前歯の内側につき、破裂音をおこします。

 

  • 有声音[d]

p34フロイデ.png 

  • 無声音[d][t]唇、舌の動きは有声音dと同じ。

p34エールデンルント.png 

 z     無声音。t より舌の上前歯に当たる面が多くなります。

p34ツーム.png 

 sch  無声音。唇はよく丸めて開き、いくらかとがりぎみです。下あごはいくらか前に押し出され、上下の前歯が互いに垂直に並びます。舌のへりは上門歯のすぐ後ろにあって動かしません。舌のヘリと上歯茎の狭いところに息があたり、無声音が出ます。

p34ウムシュルンゲン.png

 st  無声音。schを発音しすぐ t を発音します。

p34シュトレング.png

 r   舌先の震動音。唇は軽くあき、舌の先は上門歯の内側でふるえます。のどびこ(口蓋垂)をふるわせるrはクラシック音楽の声楽の領域では使いません。

  • しっかり震わせるr

p34rフロイデ.png 

  • 語尾に来たr。きわめて軽くふるわせる。

p34シューネル.png 

 

III 硬口蓋音

 

 j  有声音。唇はゆるんで軽く卵状にあけ、舌は硬口蓋の前方にむかって弓状になります。唇をあまり横に張らないように。舌縁は下前歯についていること。息が硬口蓋と舌の狭い間を抜けて出ます。

p34ヤー.png

 Ch1 ig  i のあとにくる ch や ig は j の無声音と考えて良いのです。

p34ハイルヒトゥム.png 

 Ch2  ach系のch。これは本来軟口蓋音なのですが、あまり口の奥でなる音は歌に通さないので、歌う場合、このch2も硬口蓋に息をあてて発音します。口は丸く大きくあき、唇はゆるめて舌の縁は下の前歯の内側についていて、舌の中ほどが硬口蓋の方へ弓状にもり上がり、硬口蓋と舌の中ほどとの間で行きの流れが摩擦音を出します。Ch1より舌と硬口蓋の間は広くあいています。

p35アウホ.png 

いずれもuの唇の形、丸くとがった形のまま息で硬口蓋をこすります。

p35トホテル.png 

これは o の唇のまま息で硬口蓋をこすってください。

 g  有声音、無声音があります。舌の縁は下前歯の内側についていますが、舌の中ほどは硬口蓋の方に弓状になっています。

  • 有声音としての g
p35ゲッテルフンケン.png
  • 無声音としての g はこのテクストには出てきません。

 K   無声音。唇、舌の動きは g と同じ

p35ゲコント.png

 ng  nk   鼻音。唇はゆるんで開き、舌の縁は下前歯の内側につき、舌の中ほどは硬口蓋に向かって弓状になります。この n は決して上前歯の内側に舌先をつけませんから気をつけてください。鼻音であることに注意してください。

p35シュトレング.png

 h   気息音。V声門の領域音。唇、歯のあきぐあい、舌の位置は h に続く母音の形をとります。ですから舌の位置は常に下前歯のところにあります。息は咽頭とその回りをやわらかくはうようにして出てきます。日本語のハ行音よりずっと柔らかです。

p35ヒムリッシェ.png 

 h  はこの気息音としての働きの他に、前出の母音を伸ばす働きもします。その場合、前出の母音は長母音となり、hは音として何らの働きもしません。

p35シュテーレ.png 

 以上で各個の文字音についての説明を終わります。ウムラウトや ch の発音については、日本語にない音なので初めはとまどうこともあるかと思いますがよく練習なさってください。s, m, n はいずれも日本語に似ているので学習がおろそかになりがちですが、美しい響きを得るための重要な音ですからていねいに学んでください。また、多く見る例ですが、唇、あご、舌がそれぞれ独立してはたらくことができず、例えば n を発音するためにそのつどあごを閉じて発音するかたが多いのです。舌だけが動けば間に合うことがしばしばなのですが。

 では実際に284, 285小節からの ja、wer  auch  nur  eine  Seele  sein  nennt  auf  dem Erdenrund! のフレーズを、息の流れを停滞させず響かせてみましょう。

①体の支えをまずしっかりさせましょう。車を運転するとき、はるか前方をみて走るのと同様、自分がうたう道をずっと先まで見通すことも大切な用意です。そして Ja、と入ります。j の音が a と同じ音程をもっていると、いきなりその音程が響きます。すべての子音は母音と同じ音程をもつこと! これができませんと、音は重苦しくリズムの動きはにぶく切れが悪くなります。ja が同じ音程で鳴り a は舌の縁が下前歯についていますか。舌の位置が正しくないと美しい音は得られません。

②さて、ja、wer と移動するとき、a から w への移動の際、体の支えは休まずはたらき息は動き続けます。このとき息が流れないと響きは落ちてしまいます。wer のrは舌先の位置が母音とまったく違いますが、e と同じ音程で鳴ることがきわめて大切です。多くの場合、この r は音程が不明なことがあります。すると次の auch は所定の音程にスッと入りにくくなります。

③ auchの ch は無声音ですが、それでも au と同じ音程をもっているのです。

例えばの音程を ch で出してみてください。もちろん音は無声音ですから出ませんね。しかし体の張りは音程によって異なります。それが大切なのです。

④次に ch から n への動き。ch のあごは au の u の位置にあるはずです。舌は下前歯内側にあります。あごを動かさず舌先を動かして n を発音します。

⑤ n を発音し終わったら舌が u の母音の位置にもどります。すると au の u から nur の u へは、chn という摩擦音と舌の動きが加わっただけで母音は u と続いているわけですから、音の流れはスッキリして音程の線がはっきり見えやすくなります。

⑥ nur の r をらんぼうに無神経に発音しますと、次の eine は音程にスッと入れなくなります。

⑦ eine の n も Seele の l も舌先が上前歯内側にと移動し終わったらすぐまた母音の位置に休むことが大切です。舌が宙に浮いたり奥にひっこんだりしてすぐ母音の正しい舌の位置に戻らないと、響きがひずんできたなくなります。音をつけずに口を開いたまま舌先だけを上下にはやく動かす訓練などすると、あごと舌がそれぞれ独立し、あごはぶら下げたまま舌が自由に動くことができるようになると思います。lo lo lo lo lo とか na na na na na というように、子音と母音をつけて舌を動かし、下あごはぶら下げたままという練習も効果は大きいと思います。

⑧さて、Seele の S も次の sein の s も舌が上あごにつかないように、下あごの中に納まったまま発音しましょう。 seine の ei は sa の下顎の位置を動かさずにiと発音してみてください。日本語のザイとは決してならないでしょう。

⑨舌先だけ動く n が来て nennt と n が続き、t と発音した後 auf に入りますがここで注意したいのは、ドイツ語ではこの場合決して nennt anf はネンタウフとはなりません。t は ne の音程の中で発音し、anf の a で新しい音程に入ります

⑩次の auf den の f d は息の流れを停滞させないように、響きを落とさないように。dem の m は e の母音のあご、舌の位置のまま唇が寄り合って m を響かせます。

⑪次の Erdenrund は m E という結合がおきないように。m が正しく鳴りますと、mE とくっつけなくても響きのポジションが変わらないので、m||Eとはっきりいいなおしても息の流れは停滞しませんし、響きがとぎれる感じはありません。

⑫ m や n で終わる言葉の際、ム、ヌというように、つまりmu, nuと母音が入ってしまっているのをよくききますが、これはm, nが正しく発音されていない証拠です。demuとならぬよう気をつけてEに入ります。

⑬ Erdenrund では Er の r , den の n ,  rund の nd のとき、それぞれ音程が母音と同じかどうか気をつかうことによって、音楽の流れは無駄のない美しい線を描きやすくなります。

⑭母音と子音を同じ音程でうたうためには、声を出す訓練と同時に、それをききわける耳の訓練もたいへん大切です。ていねいに、注意深く、たとえば、mbo mbo  mbo とうたってみましょう。m を鳴らすとき、上あごから上が気持ちよく響き、ほお・鼻・ひたいの骨がこまかく震えるでしょう。その響きを変えることなく bo に移動します。響きの場を変えないためには、体の支えと息のはき方が重要になってきます。この支えがないと、響きは bo になったとき、突然下あご、ノドに落ちた声になってしまいがちです。子音がすべての母音と同じ音程をもっていること! ということは逆をいえば、母音が子音と同じ音程を保てることということでもあるのです。


 313小節からの Küsse  gab  sie のところはソプラノはことに音が高く、リズムの動きが活発ですから大変そうにきこえやすいですね。こういう箇所こそ、すべての子音はすべての母音と同じ音程でうたうのだということを思い出してください。Küsse の K が音程にのりにくいのですがそれがのると後が楽です。Reben の R 、Freund の F、Wollust の W、ward の w、dem の d、Wurm の W、gegeben の g などしっかり音程にのせるとリズムのキレがよくなり、聴き手にも楽になります。Steht の st もしっかりのりましょう。

 最後の方にいくと、各パート der ganzen Welt で長く伸ばす音が出てきますが、W の音でしっかり音程のつぼに入ってしまうこと。そして何拍か数えて伸ばすのでなく、ganzen Welt の内容を思い、Welt といおうと思ってください。We ———だけ考えて伸ばすのと、Welt という言葉全体を思って歌うのでは伸びている音の安定度がまったく違うのが不思議です。個々の発音を大切にすることによって、その言葉、文全体がもつ意味、イメージがはっきりと浮き上がってくることが発音の目的なのですから、言葉の中身に向き合う姿勢はどんなときにも失わないようにしたいものです。

 

 さて、最後にひとこと。各語にふってあるカナルビですが、これはどうしてもわからないときだけ見るようにしましょう。カナルビはその文字のもつ特有の美しい音を持っています。しかしそれは一音としてアルファベットと同じではありません。頭の中にはその後がもつ発音そのもの、そしてその語がもつ思想なりイメージなりをたたきこんでください、そうしたらシラーの詩そのものがわかり、ベートーヴェンがなぜこの言葉にこの音を与えたのかがわかると思います。

Cherup[çeːrʊp]を日本ではCherub[keːrʊp]と発音することもありますが、Siebsの発音辞典には[çeːrʊp]のみ採用されていますので、それに従いました。

 

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