楽器の事典ヴァイオリン 2章 オールド・ヴァイオリンの名器 15 ニコロ・アマティの芸術

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ニコロ・アマティの芸術

 二コロの祖父アンドレアは、ヴァイオリンを進歩させ、新しい楽器を創造する上で貢献した。その反面、二コロはヴァイオリン製作上の卓絶した教師で、その芸術を何世代にもわたって生かし続けた。彼は一族の達成したものを限りない誇りとしていた。彼のラベルは次のように読める。

“NICOLAUS AMATUS CREMONEN. HIERONYMIFIL. AC ANTONIJNEPOS FECIT 16.”

 事実、彼に続くイタリアのヴァイオリン製作者のすべては直接および間接的に彼からの影響を受けた。ストラディヴァリが二コロ・アマティと共に学ばなかったら、最も偉大なヴァイオリン製作者になったかどうかは疑問である。

楽器の事典ヴァイオリン 1995年12月20日発行 無断転載禁止



▶︎▶︎▶︎2章 6 その音色
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