楽器の事典ヴァイオリン 第1章 ヴァイオリンの誕生とその時代による変遷 32 ヴァイオリンのブーム

HOME > メディア > 楽器の事典ヴァイオリン > 楽器の事典ヴァイオリン 第1章 ヴァイオリンの誕生とその時代による変遷 32 ヴァイオリンのブーム
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 [画像]スタンウェイ・ホールにおけるウィーンのレディ・オーケストラの演奏 1871年

ヴァイオリンのブーム

 ヴァイオリンの販売法も、昔のように、メーカーと奏者あるいはメーカーと裕福な権力者が直接結びつくものではなくなり、大量生産楽器は他の工業製品と同様に、メーカーから問屋、問屋から小売店へというような販売組織で、大衆に供給されるようになった。
 この状況は音楽の一般市民つまりアマチュアなどへの普及と共にヴァイオリンの世界的なブームを引き起こした。

 安価な大量生産のヴァイオリンの出現により、この楽器は、ヨーロッパ諸国以外のスカンジアナビアの国々、アメリカ大陸およびアジアの隅々まで普及し、さまざまなジャンルの音楽に使われ始めたのである。


楽器の事典ヴァイオリン 1995年12月20日発行 無断転載禁止


▶︎▶︎▶︎第1章 33 J・B・ヴィヨームの功績
▷▷▷楽器の事典ヴァイオリン 目次
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
KAWAI
YAMAHA WEBSITE