
ピアノの先祖といわれている楽器
―パイプオルガンー
ピアノの鍵盤はパイプオルガンによって生み出されたものである。この点でパイプオルガンはぴあのの先祖であるともいえる。B.C3世紀にエジプトのアレキサンドリアによってつくられたウォーターオルガンの鍵盤は、現在のものとはおよそかけ離れた、キーレバーと呼ばれる大型のもので、最初の者はナチュラルのキーだけで、やがてB♭だけが加えられたと伝えられている。なお、指で弾くのではなく、カリヨンの演奏のように握りこぶしでたたいたので、ガタガタ、ゴトゴトとすさまじい騒音が出たといわれている。
クロマチックの鍵盤が」一般に使えわれ始めたのは15世紀で、残されている最も古いクロマチック鍵盤は1361年に作られたハルバ―スタッド寺院のパイプオルガンである。
改訂 楽器の事典ピアノ 平成2年1月30日発行 無断転載禁止
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