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バンブー・チターとラフト・チター
バンブー・チターがピアノの祖先であるという説も多い。バンブー・チターとは、その名がさす通り、マダガスカル島などにのこされている、竹でできた円筒形の胴体の周囲に弦を張り,
細長い穴のサウンド・ホールをつけた原始的な弦楽器である。多分、大昔から使われていたのであろう。この他に、アフリカのナイジェリアなどにはラフと・チターとよばれる、いかだの形をした弦楽器がある。ひょうたんの共鳴体をつけたり、ガラガラと特殊な効果音を出すために、クルミの殻を筒の中に入れたものも作られている。これらの楽器からヨーロッパのダルシマーが生み出され、ピアノに達したと言われている。しかし、現存の原始的な楽器が必ずしも古い歴史をもつとは考えられないので、この説は全面的には信じられないものである。
改訂 楽器の事典ピアノ 平成2年1月30日発行 無断転載禁止
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