日本音楽コンクール

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 次に、国内の応募者を中心とするコンクールに目を移そう。

 国内音楽コンクールで最も長い伝統を持つ「日本音楽コンクール」は、1932 年の創設以来、常にコンクールシーンをリードし、日本を代表する音楽家を多数輩出してきた。特に今の演奏業界の中心的な世代においては、このコンクールを経由しなかった演奏家を探すほうが難しいほどである。現在は、ピアノとヴァイオリンが毎年、作曲は室内楽作品と管弦楽作品、声楽はオペラ・アリアと歌曲が毎年交互に、各楽器はフルート・オーボエ、ホルン・チェロ、トランペット・クラリネットの2つずつが3 年に一度ずつまわってくる。楽器演奏の各部門は、8 月下旬から9 月中旬にかけて集中的に予選が行われ、最終選考(本選)進出者を選出するが、その後、本選までに約1か月の間隔を置くところに特徴がある。課題は、毎年少しずつ変更を加えながらも、極めて標準的で、各楽器の中心的なレパートリーを突いた本質的なものが並ぶ。まさに「王道」を行く、日本を代表する音楽コンクールである。


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