編集部伊藤の珍部黙示録第2回駒沢学園女子中学・高等学校 杖道部

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編集部伊藤の珍部黙示録第2回駒沢学園女子中学・高等学校 杖道部

さてさて! 前回から時間があいてしまいましたが、珍部黙示録第2回です。本当はもっと更新していきたいのですが、卒業式や春休みの関係で学校となかなか取材の時間が合わず……。4月になったら目一杯やらせていただきますので、よろしくお願いします!はい。ということで、今回は駒沢学園女子中学・高等学校の杖道(じょうどう)部というところに訪れてみました。うんうん、そうですよね。”杖道”って初めて聞くよね。大丈夫、みんなの気持ちちゃんとわかってます。そう、「杖道ってなんだ!? 」 こういう時は聞くより見てみる。「百聞は一見にしかず」です。早速見にいってみましょう!

杖道ってなんだ?

京王線稲城駅よりバスで5分ほどに駒沢学園女子中学・高等学校はあります。ここは女子野球部も盛んな学校として有名です。しかし今日の目的は杖道部! なんと中高の杖道部は関東ではひとつしか存在せず、そのたったひとつがこの駒女杖道部! まさに超レアな部活動なのです! 出迎えてくれたのは、大竹俊行先生。実は大竹先生はこの学校で杖道部を立ち上げ、それから28年間ずーっと杖道部を指導なされてきました。いわゆる駒女杖道部の創始者であり功労者です。そんな先生に早速聞いてみました。 伊藤「いったい杖道ってどんな競技なのですか?」 大竹先生「はい、杖道とは?というと話せば長くなるのですが、部活動の競技としては杖(じょう)を使って太刀(たち)を制することを目的にしています。相手を殺めることなく制圧する。基本的に相手がかかってきたらそれに応じていなす、これが杖道の目的と言えます。警察官が門番をしているときに持っているのも、杖道で使う杖なんですよ」 なるほど〜。なるべく傷つけないようにして制圧することが目的なんですね。 こんな古歌もあるそうです  傷つけず 人をこらして いましむる   教えは杖の 外にやはある 簡単に言うと「人を傷つけないで相手を制圧する道は杖道以外にないでしょ? 」ということです。 次に杖道で使う”杖”(じょう)を実際に持たせてもらいました。 IMG_2634 思ったより軽っ! 剣道の竹刀とかめちゃくちゃ重く感じちゃうんですが、これなら女の子でも扱いやすそうですね。 じゃあ次は実際にどんな練習をしているのか見せてもらいましょう。

大丈夫、痛くない!

杖道も、剣道とか柔道とかと同じように相手と戦うんでしょ? え、この子たち防具つけてないのに大丈夫なの? 武器持ってるし当たったら痛そうだな……。なんて思っていたら、 「いやいや、杖道の大会はあらかじめ決められた形を演じることで相手と勝負するので大丈夫ですよ(笑)」と大竹先生。安心してください。杖道では相手に痛めつけられるようなことはないです! 技の正確さ、迫力、華麗さ、その他いろいろ審査項目はあるそうなのですが、そういったことに磨きをかけていくことを目的として杖道部の練習は進んでいきます。こういう競技は目標設定をして、それを達成できるかどうかは自分次第なので、自分の努力が必ず実を結ぶところがいいですよね。 ただし、まだまだ中高では競技人口が少ない杖道。いわゆる高体連主催の大会はなく、一般の大会に参加して年齢に関係なく対戦するらしいです。 部員たちも一生懸命練習に取り組んでいます。 img_2471 copy 「エイっ!」 というかけ声とともに杖を振り下ろす。素振りひとつ始まっただけで雰囲気がなかなか武道っぽくなってきました。 素振りが終わると次に形(かた)の練習に入ります。大会で必要になってくるのは12種類の形。それを毎日毎日こなし、形の質を高めています。 今回はその中でもいくつかの形をご紹介します。 これが水月(すいげつ) https://youtu.be/6noMLS4pj_U そしてこれが霞(かすみ) https://youtu.be/TNXVEjKUzTY どちらも迫力ありますね。 そして、杖を持った人に実際に対面するとどんな感じか、体験させていただきました。 https://youtu.be/4pGX-KiLxg0
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