【高校野球観戦レポート】実践学園×国士舘 国士舘の打線が爆発、5回コールドでベスト16へ。この日3盗塁の1番の夏伐の足は要注目。

HOME > メディア > The 部活! > 【高校野球観戦レポート】実践学園×国士舘 国士舘の打線が爆発、5回コールドでベスト16へ。この日3盗塁の1番の夏伐の足は要注目。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【高校野球観戦レポート】実践学園×国士舘 国士舘の打線が爆発、5回コールドでベスト16へ。この日3盗塁の1番の夏伐の足は要注目。

10月15日(土)の東京都大会2回戦、実践学園×国士舘。勝てばベスト16という一戦が行われた。国士舘の先発は背番号1の深澤(2年)。186cmの長身から投げるストレートとチェンジアップ系のボールとのコンビネーションが武器。 [caption id="attachment_1681" align="alignnone" width="3456"]img_8441 国士舘先発の深澤[/caption] 初回の実践学園の攻撃。先頭の村上(2年)が初球から思い切り振り抜き、いきなりセンター前ヒットかと思いきや、オーバーランを大きく回ったところを刺されてしまう。このあたりの国士舘の守備は鍛えられているなという印象。続く2番森(1年)が内野安打で出塁するものの、後続が続かずこの回0点。実践学園は作戦だったのかどうかわからないが、ファーストストライクから全員がスイングを仕掛けてきていた。結果的に深澤はたった6球でこの回を締める。 対する実践学園の先発は背番号3の佐々木(2年)。スタンドから見ている限りだと、体の前でボールを離せる、球持ちの良いピッチングフォームに見える。フォームこそ違えど、現ロッテの涌井が沢村賞を獲得した時のような球離れを習得すればストレートのノビも今よりさらに上がってくるのではないだろうか。 [caption id="attachment_1682" align="alignnone" width="3456"]img_8461 実践学園先発の佐々木[/caption] 国士舘はこの佐々木を初回から攻め立てる。1番夏伐(2年)のセンター前ヒットを皮切りに打者一巡の猛攻を見せ、6得点。初回から大量点をもぎ取る。 国士舘の攻撃の手は2回以降も緩まない。実践学園はピッチャーを小山(1年)、市川(2年)とスイッチするも2回に4点、3回に1点、4回に3点と、初回の6点と合わせて合計14得点。 また先発の深澤も調子を上げていき、実践学園の反撃を許さない。 一矢報いたい実践学園は4回表に1アウト満塁のこのゲーム最大のチャンスを作るも後続が続かず無得点。 [caption id="attachment_1683" align="alignnone" width="3456"]img_8636 4回表、ツーアウト、満塁のチャンスで代打に出た小林(1年)だったが惜しくも三振にたおれる[/caption] 試合は実践学園0-14国士舘で5回コールドで国士舘がベスト16に駒を進めた。 確かに実践学園のエラーが得点に絡んだ場面もあったが、それよりも国士舘のチームとしてのスイングの鋭さが目立った試合だった。この秋の段階でチームとしてあれだけのスイングができる国士舘をほめるしかない。 最後に、個人的に気になる選手がいたのでここに書いておきたい。国士舘のトップバッター、背番号7の夏伐だ。この試合3度の出塁を決めすべて盗塁に成功。筆者の観察眼が悪いのもあるが、初回の盗塁ではまだ彼の速さには気づけなかった。それに気づいたのは3回裏、彼が3塁走者でタッチアップで本塁に突っ込む場面。地面を蹴り、前に推進する躍動感が周りと違う。かつて2005年夏に同校が夏の甲子園に出場した際、高橋という双子の兄弟が快速で甲子園を沸かせた。その兄弟を思い出すかのような躍動感。彼の足が今後チームの武器となることは間違いない。 [caption id="attachment_1684" align="alignnone" width="3456"]img_8482 この日3盗塁の国士舘夏伐[/caption] 勝った国士舘は次は明大中野とベスト8をかけた対戦。23日(日)市営立川球場で10:00プレイボールの予定。夏伐の足と国士舘打線のスイングの鋭さにぜひ注目していただきたい。 img_8700img_8509
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
KAWAI
YAMAHA WEBSITE