［画像］メーソン・アンド・ハムリンの飾りパイプを持つペダル付きリード・オルガン
わが国のピアノ製作のあゆみ
創世期の先駆者たち
わが国のピアノ産業の創世期における先駆者たちの記録は、ヤマハ、カワイ以外のものはほとんど残されていない。
そこで、その昔に活躍されたピアノの技術関係の長老の方々などの御協力により、当時の浜松地方以外のピアノの発達の姿を簡単に書いてみよう。いずれも、正確な記録によるものではなく、口伝に等しいものであるが、日本の文化史の片鱗としていつの日にか役立つであろう。
第二次世界大戦以前の日本のピアノとしては、ヤマハ、カワイは別格として。ニシカワ、マツモト、フクシマ、ヒロタ、トレフリツヒ、ルビンシュタイン、リー、ジュー、モートリー、シュベスター、ブホルツ、ホルーゲルなどがあった。イギリスの専門書によると、日本の戦前のピアノブランドは、ニシカワ（1885〜1970）、ヤマハ（1887〜）、オノーホルーゲル（1919〜1970）、オオツカ（1920〜1964）、カワイ（1925〜）の五社が記載されており、アメリカの。ピアノアトラス。には、これらの他にシュベスター（1929〜）が記載されている。
改訂 楽器の事典ピアノ 平成2年1月30日発行 無断転載禁止
▶︎▶︎▶︎第6章 日本の主要ブランド一覧 2 西川ピアノ
▷▷▷楽器の事典ピアノ 目次
