楽器の事典ピアノ 第3章 世界の代表的ブランド 欧米篇 扉

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[画像]モノコードを弾く貴公子 写真上は中世のブリッジが移動できるモノコード

ピアノの先祖といわれている楽器 3
モノコード

 古代ギリシャのピタゴラスがB.C.550年頃に、音響学的な実験を試みて、これを数学的に解明して、耳に心地よいインターバルを発見したと伝えられる1本の弦の楽器である。
 後は、このアイデアを天文学に適応してーー全ての惑星はその運行の速度によって一定の音を持っており、それぞれの惑星の出す音によって音階が作られ、天体は音楽を持つものである。ーーという難解な理論を創り出した。これに基づいてホルストが有名な "惑星" 組曲を作曲している。
 モノコードは、2個の動く駒をつけて、音階が作れるものであったが、後にトランペットやオルガンの調律に使われ、さらに、これを多数集めて一体としてクラビコードが作り出されたと伝えられている。つまりピアノの遠い元祖と考えられるものである。


 
改訂 楽器の事典ピアノ 平成2年1月30日発行 無断転載禁止


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