
藤原歌劇団の2019/20シーズンの開幕は、1984年以来、大切に受け継いできた粟國安彦演出の美しいプロダクションによる『蝶々夫人』を公演します!
タイトルロールの蝶々さんには、すでに同役で高い評価を得ている小林厚子と、今回が藤原歌劇団へのデビューとなる新進気鋭の迫田美帆。
迫田は東京藝大を卒業後、サントリーホールオペラアカデミーで研鑽を積み、若くしてプリマドンナデビューとなる注目のソプラノだ。
迫田「藤原歌劇団公演『蝶々夫人』は、日本の美しさがたくさん詰まった作品です。それは舞台セットや衣裳に留まらず、出演者の動きにも散りばめられています。歌はもちろんですが、一つひとつの所作や表情を丁寧に作り込み、一途な愛を貫いた1人の日本人女性の生き様を、精一杯演じたいと思います。ぜひとも多くの皆さまに観ていただき、共感していただけるとうれしいです」
相手役のピンカートンには、2014年にも同役で出演した笛田博昭と、藤原では初役となる藤田卓也。今や引っ張りだこの人気テノール藤田から『蝶々夫人』の見どころを聞いた。
藤田「信念は、強かれ弱かれこの世の中を支える大切な、そして実に当たり前の要素と言えましょう。しかし、古今東西世の中には信用を失うような出来事や情報が溢れかえっています。それもまた人間社会の当たり前なのかもしれません。信念を貫くことは、尊いです。蝶々さんはその美しさを見せてくれる尊い人物であって大好きですし、日常生活における自分のことも考えさせられます。やはり、信じる、が先だなと。劇場にて、蝶々さんの類い稀なる信念をどうぞご体感くださいませ」
愛を信じ裏切られ、悲しく散ったちいさな蝶の儚い物語……どうぞお楽しみに!
小林厚子
迫田美帆
笛田博昭
藤田卓也
公演情報
藤原歌劇団公演『蝶々夫人』
プッチーニ作曲 オペラ全2幕〈字幕付き原語上演〉
総監督:折江忠道
指揮:鈴木恵里奈
演出:粟國安彦
再演演出:馬場紀雄
振付:立花寶山
4/27 4/28
蝶々夫人: 小林厚子 迫田美帆
ピンカートン: 笛田博昭 藤田卓也
シャープレス: 牧野正人 市川宥一郎
スズキ: 鳥木弥生 但馬由香
ゴロー: 松浦 健 井出 司
ボンゾ: 豊嶋祐壹 田島達也
ヤマドリ: 泉 良平 柴山昌宣
ケイト: 古澤真紀子 𠮷村 恵
神官: 立花敏弘
合唱:藤原歌劇団合唱部
管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
合唱指揮:須藤桂司
美術:川口直次
衣裳:緒方規矩子
照明:奥畑康夫
舞台監督:大仁田雅彦
副指揮:喜古恵理香
演出助手:橋詰陽子
【日時】2019年4月27日(土)・28日(日)15:00
【会場】テアトロ・ジーリオ・ショウワ
【チケット】S席 12,800円 A席 9,800円 B席 6,800円 C席 3,000円 [税込]
【お問い合わせ・予約】日本オペラ振興会チケットセンター 03-6721-0874(平日10:00〜18:00)https://www.jof.or.jp
「蝶々夫人」特設サイト:https://www.jof.or.jp/performance/1904_butterfly/