第56回東京都吹奏楽コンクール 東海大高輪台高校、都立片倉高校、東海大菅生高校の3校が全国大会へ
9月11日(日)、第56回 東京都吹奏楽コンクール 小学校の部、大学の部、高等学校の部が府中の森芸術劇場で行われた。開場前にも関わらずチケットを持っている人の行列で埋め尽くされるほどの混雑ぶり。 高校の部は全部で12団体。6団体が演奏した後、前半、後半の入れ替えがあり、残りの6団体が演奏した。 印象的だったのが3番手に演奏した八王子学園八王子高校吹奏楽部。演奏曲は課題曲Ⅰ《マーチ・スカイブルー・ドリーム》、《ウインドオーケストラのためのマインドスケープ》。課題曲では身体全体でリズムを取っていて、とてもはつらつとしており、自由曲では冒頭のパーカッションにぐっと惹きこまれた。そして最後、自由曲を演奏し終えた途端、全員がピシッと起立したのにははっとさせられた。 全国出場を勝ち取ったのは、東海大高輪台、都立片倉、東海大菅生の3校。東海大学附属高輪台高校は、前半の部を、パリッとしたスピード感で曲名通り(《華麗なる舞曲》を演奏)華やかに締めた。都立片倉高校吹奏楽部の自由曲《ワインダーク・シー》では、管楽器に負けてしまいがちなピアノを上手に響かせ、いいアクセントになっていた。トリを飾った東海大学菅生高校吹奏楽部は、都立片倉高校と課題曲、自由曲ともに被っていながらも、快活な部分となめらかな部分をうまく吹き分け、メリハリの効いた堂々たる演奏で会場を圧倒した。



