編集部伊藤の珍部黙示録第7回帝京大学中学・高等学校南米音楽部

HOME > メディア > The 部活! > 編集部伊藤の珍部黙示録第7回帝京大学中学・高等学校南米音楽部
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

編集部伊藤の珍部黙示録第7回帝京大学中学・高等学校南米音楽部

「だんだんなんか簡単になったん♪」 。これ、ずーっと言ってるとラテンのリズムに聞こえてくるっていう不思議な言葉です。もっと言うとマリオのスター無敵状態に聞こえるっていう......笑 ひと昔前にネットで流行りましたね。 さてさて、第7回を迎えた珍部黙示録。今回は南米音楽部です。 南米音楽! なんだかかなり陽気そうな部活じゃあないか! ちょっくらブラジルに行ってきますか。ということで、取材に行ってきました。

天空、そして大地。アンデス地方の音楽だった!

「自分、ちょっと踊っちゃっていいですか?」ぐらいのテンションになるのかな〜なんて思いながら取材に向かいました。が、予想外の展開に......。 取材が始まり、まずは1曲見せてもらいました。 https://youtu.be/Bqxi4JuvUXY これ、アンデス地方の音楽だ! 自分の中で勝手にブラジルのサンバだと思い込んでいたので、完全に裏をかかれました。 いや、でもいいですね〜。アンデス音楽。なんか一種のカタルシス(精神の浄化)を感じます。 せっかくなので、アンデス地方について勉強してみましょうか。 アンデス山脈という世界でもトップクラスの標高を誇る山脈地帯があるんですね。 それがこのあたりです。 [caption id="attachment_781" align="alignnone" width="800"]World_mountains_Andes 出典:https://youtu.be/Bqxi4JuvUXY[/caption] このピンクのマークのあたり。6000メートルを超える山々がそびえ立っています。 ここには昔、インカ帝国という古代文明が栄えていました。16世紀、大航海時代の到来でスペイン人が侵入するようになると、インカ帝国は滅びます。インカ帝国については、話すと長くなるので割愛します。結構おもしろいので、興味のある方は勉強してみてください。 あとはマチュピチュ遺跡やウユニ塩湖などが有名ですね。 [caption id="attachment_783" align="alignnone" width="2560"]マチュピチュ遺跡 出典:https://tabipedia.net/tours/%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%81%E3%83%A5 マチュピチュ遺跡
出典:https://tabipedia.net/tours/%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%81%E3%83%A5[/caption] [caption id="attachment_784" align="alignnone" width="768"]ウユニ塩湖 出典:http://smart-life.tokyo/uyunimanyuaru1 ウユニ塩湖。湖が鏡のように空を写し出している
出典:http://smart-life.tokyo/uyunimanyuaru1[/caption] まさに天空と大地!って感じですよね。アンデスの音楽も聴いているとなんだかこういったイメージが湧いてきます。

アンデス地方のさまざまな楽器

ここで、アンデス特有の楽器を、部員のみなさんの演奏付きでご紹介しましょう! ① ケーナ https://youtu.be/XxDPviM4BUI う、うまいですね......。楽器としては結構聴きやすくて良い音です。なんとなく日本の尺八にも似てますよね! 笛は他にも2種類あって、 ② サンポーニャ https://youtu.be/oesJv8J--DU ③ タルカ https://youtu.be/waBmglN6yZM サンポーニャとタルカです。 個人的にはサンポーニャの音が好きです。ちょっとオカリナの音にも似てますかね? あと、タルカに関しては彫刻がすごかったです! [caption id="attachment_791" align="alignnone" width="3000"]IMG_3110 左のタルカの彫刻がすごい[/caption] なんか本当に民族楽器って感じがしますね。 次は弦楽器。 ④ クラシックギター https://youtu.be/2_ZwLRYcFUM チャランゴ https://youtu.be/_hIliO7zia4 チャランゴなんですが、もともとはアルマジロの甲羅で作っていたそうです? 今ではワシントン条約(絶滅しそうな動物保護しましょうねという条約)でアルマジロの輸出は禁止になっているので入手困難なのですが......、なんと学校にアルマジロでできた貴重な一本がありましたので見せていただきました! IMG_3095 これ、本物です笑。剥製(はくせい)でつくられています。 ただ前述したワシントン条約の関係などで、今は木彫りのものが主流になっているとのことでした。生徒が実際に弾いているのも木彫りのチャランゴです。 最後に打楽器のボンボです。 https://youtu.be/Kq8luTg0wkw こんな感じの楽器を使って演奏するようです。見慣れない楽器がたくさんあって本当におもしろそうですよね〜。部員のみなさん、楽器紹介ありがとうございました!

本番は結構スリリング!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA さて、ここからは演奏会の様子です。 本番の演奏会では、カッチリとした決まりの中で演奏するのではなく、即興(アドリブ)演奏もどんどん取り入れます。なので、部員のみなさんいわく、結構スリリングなんだそうですよ。 あと、衣装もかわいいですよね。下の写真の女子生徒さんたちが着ている衣装。これはポンチョと呼ばれる民族衣装です。日本ではこの形の雨具なんか売られているので、名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思うんですが、もともとはアンデス地方の衣服だったんですよ! [caption id="attachment_811" align="alignnone" width="3000"]演奏会にて。民族衣装を着て演奏します 演奏会にて。ポンチョと呼ばれる民族衣装を着て演奏します[/caption] 珍しい部活なんですけど、演奏会の機会もけっこうあって、年に6回ほどはオフィシャルな演奏会があります。中でも7月にある「真夏のフォルクローレフェスタ」と呼ばれる祭典では、時にはプロと共演することもあるようです! 最後に部員のみさなんに考えていただいた「南米音楽とは?」。 IMG_3136 ¡Muy bien!(ムイビエン!=最高!) 現地で使われているスペイン語でくるところがかっこいいですね! ひとつ勉強になりました。日常生活でもぜひ使ってみてください。「¡Muy bien!(最高)」と! まとめ ① アンデス地方の音楽を行う部活だった! ② アンデス地方で使われる珍しい楽器に触れ合える ③ 南米音楽は、「¡Muy bien!」(最高!) いやあ、演奏あり、歌ありの楽しい部活でした。やっぱり歌があるだけで親しみがわきますね。南米音楽というちょっと変わった音楽をする部活ですが、とっても親しみやすくて、やりやすい音楽だと思いました? 南米音楽部のみなさん、ありがとうございました! IMG_3132 取材の依頼も随時募集しております。 連絡はこちらまで〜。 thebukatsu@chopin.co.jp   文・取材◎伊藤文人 【学校情報】 〒192-0361 東京都八王子市越野322 最寄り駅:京王堀之内駅、南大沢駅、聖蹟桜ヶ丘駅、北野駅、平山城址公園駅、八王子駅など。スクールバスあり。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
KAWAI
YAMAHA WEBSITE