Theaterplatz 2, 01067 Dresden

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　ドイツ語圏ではウィーン国立歌劇場と並ぶ名門歌劇場として知られる。この歌劇場の歴史はきわめて古く、ウェーバーを音楽監督に戴いたこともあるほどで、300年以上の昔に遡る。現在の建物は1841年にゴットフリート・ゼンパーの設計によって建てられたものが原型で、以来ゼンパー・オペラとも呼ばれる。1843年にはワーグナーが音楽監督となり、自作の「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」を初演している。19世紀末から20世紀にかけては、リヒャルト・シュトラウスが指揮者となって「ばらの騎士」の歴史的な初演が行われた。劇場はしばしば火災や戦火に遭い、現在の建物は1985年に再建されたもので、座席数1310。ワーグナー以後の音楽監督には、エルンスト・フォン・シュー、フリッツ・ブッシュ、カール・ベーム、第2次大戦後はヨーゼフ・カイルベルト、ルドルフ・ケンペ、オトマール・スウィトナーなどで、1990年からは若杉弘がその任を務めたこともある。なお戦前の名称はザクセン国立歌劇場といい、戦後ドレスデン国立歌劇場となったが、東西ドイツ合併後はドレスデン・ザクセン国立歌劇場が正式の名称である。

◀︎◀︎◀︎ 　ベルリン国立歌劇場　　　　　　　　　　ハンブルク国立歌劇場　▶︎▶︎▶︎