ウィーンのオペレッタ  オペラ名作217コラム 野崎正俊

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詳解 オペラ名作217 野崎正俊 より

コラム

ウィーンのオペレッタ

 オペレッタというジャンルを作り出したのはオッフェンバックである。彼は少年時代にドイツからパリに出て、やがてオペレッタで成功、自らオペレッタ専門の劇場を創設して活躍した。1862年、自作の「天国と地獄」上演のためにウィーンを訪れたが、それをきっかけにウィーンでもオペレッタ熱が起こった。
 ウィーン・オペレッタの創始者はスッペであるが、オッフェンバックの勧めによってオペレッタを書き始めたヨハン・シュトラウスによってウィーンのオペレッタは大きな花を咲かせる。そしてウィーン・オペレッタは黄金時代を迎えるが、他にミレッカー、ツェラー、ホイベルガー、ツィーラーなどが名を連ねるうちに時は20世紀を迎え、レハールに代表される白銀時代に入る。

 レハールに次ぐオペレッタ作曲家は カールマンであるが、さらにファル、アブラハム、ドスタルなどが続き、近年のシュトルツまで綿々とその伝統は受け継がれた。

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