高橋建設     施工物件:下田・高橋邸 防音室

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ふたりで一緒に音楽を楽しめる家
互いを気にせずに演奏できる家 防音p30画像.png
 夫婦そろってピアニストとして活躍する、下田幸二さんと高橋多佳子さんのご自宅。1 階に防音室が二部屋ある。一方はグランドピアノ2 台を優に置くことのできる広々とした部屋で、普段の練習のほかにもふたりでの2 台ピアノの合わせや、生徒さんのレッスン等に使う。そして廊下を挟んで向かい側にも防音室がある。こちらは比較的コンパクトサイズではあるものの長時間いても一切疲れない。日頃の様子としては、下田さんが前者の部屋でレッスンをしているとき、高橋さんがこちらで練習をする、といった具合だそうだ。双方でガンガン弾いてもお互いの音は一切聴こえない。ストレスフリーだ。総合遮音性能はD-65 を誇る。
 施工したのは防音・音響工事を専門に数多く手掛ける高橋建設。住宅用防音室工事では、下田・高橋邸のようなフルオーダータイプの「ビルトイン」仕様と、セミオーダータイプの「ミュージックキャビン」の2 種を施工している。後者の「ミュージックキャビン」は部屋を傷つけることなく施工が可能な組立てタイプで、引越しや家の建て替えにも柔軟に対応できる。下田・高橋邸の建物自体は大成建設のパルコンというコンクリート住宅で、新築時に1 階の防音室部分の設計を高橋建設が行った。高橋建設が大成建設と綿密に連携を取り、無駄の無いレイアウトで質の高い音響空間を生み出した。建ててから12 年経ったというが、不具合や経年劣化等は一切なく気持ちの良い空間を保ち続けている。
 高橋建設は営業から設計、施工までの全てを自社で行うため、専門性の高いベストなものを提供することが可能。下田さんが高橋建設に依頼を決めた理由は、こういった信頼性と安心性だったと言う。「もし万が一、出来上がって音漏れがあったらどうするか?」と尋ねた際、高橋建設から返ってきた答えは「作り直します」だった。長年の経験、自信があるからこその答えであろう。もちろん作り直す必要はゼロであった。
撮影:永友ヒロミ



① こちらは高橋さんが主に練習される部屋。部屋を狭く感じさせない白を基調としたデザインで、ピンクやパープルなど可愛らしい内装も気に入っているとのこと。どちらの防音室も床を下げて設計することで高さを取っているが、こちらの部屋は音が響きやすい広さのため、天井の吸音材で適度に抑えて心地よい響きを生んでいる。また、2 部屋ともにパネルヒーターを設置しており、乾燥や換気、風音の心配などがなく快適だ
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② 窓は驚きの3 重サッシ。明るい部屋でレッスンも頑張れそう!
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③ チャイコフスキーの激しい旋律を弾いていただいたが、屋外には何も聴こえない。向かいの防音室にいても何も聴こえない。背面の本棚は部屋に合わせて設置したもので、この棚自体も音を乱反射、吸音させる役割を担っている。重い楽譜を入れても一切歪みは無く、量は増える一方だがまだなんとか収まる余裕がありそう……?
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▲下田・高橋邸1階間取り図


お問合せ
施工会社
高橋建設株式会社
http://www.takahashi-kensetsu.co.jp/
神奈川県川崎市宮前区神木1-7-8
TEL 044-853-0547
URL
ショールーム
※ 予約制
最寄り駅 東急電鉄 田園都市線「宮崎台」駅
TEL 0120-55-0065 044-888-2824








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