蓄音機の時代(品切中)
加藤 玄生 著
日本一の蓄音機通が贈る、古くて新しい蓄音機の世界
幻のSP盤、往年の巨匠たち、蓄音機に魅せられた人びとーー蓄音機がつむぎ出す時代の音
現代社会で、デジタル技術が急速に発展する一方で、アナログが持つ独特のあたたかさに惹かれる人は、少数ながらその数は確実に増えています。
なかでも、蓄音機で聞くSPの音にはCDでは出せない本物の迫力があり、根強いファンがいます。
本書は、日本一の蓄音機通として有名な著者が、蓄音機にまつわるあれこれを楽しく語ったものです。
ニュートンの時代にまでさかのぼるその歴史、エジソンら開発に取り組んだ先駆者たちの逸話、蓄音機の音の秘密、針やSP盤についての意外な事実など、大変興味深い内容です。
戦争など時代の影響を強く受けながら、人々に親しまれてきた蓄音機には、その時代の音が溶け込んでいるといえるでしょう。
奥深い蓄音機の世界への手引きとして、いろいろな世代の方にぜひ読んでいただきたい一冊です。