編集部伊藤の珍部黙示録第6回都立工芸高等学校グラスアート部

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編集部伊藤の珍部黙示録第6回都立工芸高等学校グラスアート部

こんにちは!......最近記事の出だしが「こんにちは!」ばっかりなのでそろそろ違うパターンを持ってこないとなと思いつつ、気づくと「こんにちは」で始めている...。完全に実力不足っす。何かいい出だし思いつかないですかね。引き出しが欲しい6月っす.....。 さて、今回の珍部黙示録は都立工芸高等学校のグラスアート部です! ちっちゃくて可愛いくて綺麗なグラスアートの世界。ガラスの加工って熱(暑)そうだし、結構大変そうじゃん?と思っていたら、全然そんなことはなくてびっくり! むしろ女子にオススメという結果に⁉︎ それでは都立工芸高等学校のグラスアート部、ご覧ください〜?

起源はエジプト? 基本の基本のトンボ玉

グラスアート部の「グラス」は、普段使う言葉で言うと「ガラス」です。なんかグラスって聞くとコップだと思ってしまいますが(自分だけ?)、本当の意味はガラスそのものを指しています。英語で書くとglass。こう書くとわかりやすいですね。 で、グラスアート部ではそのガラスを使い、トンボ玉というものを作ります。まあ簡単にいうと中心に穴が通っているガラスの玉ですよね(※トンボ玉という言い方は日本独特の言い方だそうで、海外ではガラスビーズという名前で通っています)。 グラスアート部が作っているトンボ玉はこんな感じ。 [caption id="attachment_726" align="alignnone" width="3000"]IMG_3042 トンボ玉で作ったピアスなどいろいろなアクセサリー[/caption] え、めっちゃかわいくないですか? アクセサリーもある! 上から撮ったのでわかりづらいですが、クマとかカエルちゃんもいます。 ほんと手作りのアクセっていいですよね〜。1点ものだから愛着がわく。 こんな可愛らしいトンボ玉ですが、では実際にどのように作るのでしょう? 取材に行く前のイメージはこんな感じ。 [caption id="attachment_743" align="alignnone" width="960"]ガラス職人 出典:http://www.tsuchiya-kaban.jp/corporate/library/detail.php?product_id=1642[/caption] 熱い釜に重い棒! もう職人みたいな世界かと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなかったです笑 トンボ玉はこんな風に作ります。 [caption id="attachment_746" align="alignnone" width="1993"]SONY DSC トンボ玉作りの最中[/caption] ガスバーナーを使うんですね。これなら重いものを無理やり扱うこともないので、カワイイもの好きな女子でもできそうですね。というか、グラスアート部自体ほとんどが女子部員です。 あと、このグラスアート部では、先輩が後輩に丁寧に指導してくれるので、その辺も安心できますね。 [caption id="attachment_747" align="alignnone" width="3000"]SONY DSC 先輩が後輩と1対1で丁寧に指導してくれる[/caption] 溶かすガラスはこれ。 IMG_3044 これ、ガラスなんです。この細いガラスをバーナーで熱すると先っちょが溶けて丸くなってくるんですね。それを専用の棒に巻きつけて形を整えつつトンボ玉を作っていきます。 SONY DSC ホント綺麗ですよね〜。これは冷めるともっと鮮やかな青になります。このままでも綺麗ですけどね笑 なれるとこんなこともできます。 https://youtu.be/sIWTfqxCvW0 これはトンボ玉に模様をつけるためのさらに細い素材を作っているところです。 トンボ玉ってほんとにいろいろな模様のものがあって、模様もすべてガラスでできています。 と、ここで、男子部員を発見! SONY DSC なんか複雑なの作ってるなあと思ったら、これ作ってました。 IMG_3068 金魚! カワイイ笑 これを作ったのは柏木健志くん(3年)。こういったトンボ玉で作った置物が部屋には何十個もあるのだそう。「かわいいは正義」です。トンボ玉の可愛さの前では、もはや男女の壁などありません。男子だってカワイイものは好きです?

グラスアートの魅力

「普段硬いイメージのガラスが溶けるところがすごく綺麗です。トロンとしてて。できることなら触りたいです笑」 と、副部長の橘和(きつわ)美咲さん(3年)。触ったら大火傷だけども、触りたい気持ちはわかります笑 なんか触感が気持ち良さそうですよね。 あと、工芸祭という学校祭でここで作ったトンボ玉をアクセサリーにして販売するんですね。 「自分たちが作ったトンボ玉アクセサリーが毎年売り切れになるのは、やっぱり嬉しいです。普通のお店で買おうと思ったら800円ぐらいすると思うんですけど、うちでは300円で販売しているので、本当に安いです笑」 と、部長の加藤由季さん。 取材で実際見てきましたが、ホント欲しいくらいでした笑。イヤリングとかめっちゃかわいいし、取材用に持ってきてくれたのも可愛かったです。売り切れになるのわかる。 [caption id="attachment_759" align="alignnone" width="1993"]SONY DSC トンボ玉で作ったイアリング[/caption] そして部員のみなさんで考えていただいたグラスアートの魅力はこちら [caption id="attachment_756" align="alignnone" width="3000"]部長の加藤さん(右)と、副部長の橘和さん 部長の加藤 由季さん(右)と、副部長の橘和美咲さん(左)[/caption] 「ガラスの新たな一面が見られる!!」 窓ガラスとかいつも見ているので、ガラスなんてなーんにも珍しいものではないのですが、そのガラスでこんなにも綺麗なものを作れるんだってところがいいですね。トロンと溶ける瞬間。熱するとさまざまな色に変化するところ。まさに「ガラスの新たな一面」です。 さて、最後のまとめです。 グラスアート部まとめ ①グラスアートは、手軽にできるガラス工芸 ②トンボ玉というガラス玉を作り、アクセサリーに加工する ③学校祭のトンボ玉販売は毎年売り切れ! ④ガラスのさまざまな一面が見られる、まさにアートの世界を体験できる部活動! 取材が終わって、「こんなカワイイものを作れる部活があるのか! 時間巻き戻せたら入りたい〜」と、思った伊藤(←男子)でした。 グラスアート部のみなさん、どうもありがとうございました! SONY DSC いや〜、珍しい部活動の取材は本当に楽しいですね〜。 そして珍部黙示録取材の依頼、自薦他薦問いませんので、どしどしご応募くだされ〜。 連絡先はこちら→thebukatsu@chopin.co.jp それでは、次回もお楽しみに〜。 ※おまけ。お土産でもらったグラスアート? 最後までほんとにありがとうございました? IMG_3090 取材●井澤彩野・伊藤文人 文●伊藤文人 【学校情報】 〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目3−9 最寄り:JR水道橋駅より徒歩3分
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