月刊ショパン2018年1月号 斎藤雅広の「お江戸で連談!」 仲道郁代さん

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斎藤雅広のお江戸で連談! Vol.40 仲道郁代さん

斎藤 あけましておめでとうございます!40回を迎えた「お江戸で連談!」。今年も快進撃を続けて行こうと思います。皆様よろしくお願いいたします。
仲道 40回ということは、今までいろいろなお店に行かれているってことですね。
斎藤 その通り! ってことで、今回のゲストは仲道郁代さんです。ピアノの女王様って感じ! エレガントですよね〜。
仲道 斎藤さんは昔から「芸大のホロヴィッツ」と言われてましたよね。
斎藤 今は美味しいもののブログで有名なんですよ(笑)。
仲道 私も美味しいものが大好きなんです! 自分で調べてあちこち行ってしまうタイプなんですよ。だから今日は楽しみにしてきました。
斎藤 それは良かったです! 楽しんでいってくださいね! でも仲道さんはセレブなイメージだから、メチャクチャ美味しくても汚い! みたいなお店は無理でしょ? お料理されているイメージもあまり無いしなあ。
仲道 いえいえ、少し前までは娘のために毎日お弁当も作ってましたよ!「チャチャチャっとできるものを」って感じですけどね。夜までコンサートがあっても早起きして、作っていたんです。冷蔵庫の中に食材が無い夢とかも見ちゃったりするくらい(笑)。最近はもうママ必要なくなっちゃって、ちょっと寂しいんですけどね(笑)。だから今は誰かと食べに行くのも大好き! いろいろ教えてくださいね。
斎藤 (編集部に)ねぇ、こんなこと言ってますけど、それじゃ〜! っていろんなところ連れ回して良いと思う?
編集部 わ・わ・わたしにはわかりかねます(笑)。
斎藤 だよね(笑)。僕は日々ピアニスト同士で宴会したりしていますから、これが日常ベースなんですよ。自分では料理しないし、旅行も多いので。
仲道 私も地方に行ってちょっと時間があると、わざわざネットとか調べて出かけたりもします。一時期は懐石料理を習いに行ったりもしました。和食というのは、これだけ丁寧な仕事なんだって感動しましたし、何よりも先生のお話をうかがうのが大好きでした。
斎藤 マメでいらっしゃるんですね、それにやりだすと探求心が動く。そこが演奏家もお母さんも素晴らしく両立できる所以ですね。
仲道 娘が二十歳になって、最近「お友達と食べるから夜ご飯はいらない」なんてことがしょっちゅうなので、もうあまり頑張ったことはしませんけど、実は娘もお料理を習っていて、去年は家でブッシュドノエルを作ってくれたんです。美味しかったですよ。

ダメ出しは本物(笑)

斎藤 最近は大学などでも教えられてますよね。生徒さんたちはどんな感じですか?

仲道 とっても可愛い‼ あと「教える」って、自分も学べることが多くありますね。
斎藤 仲道さんが先生なんだから、生徒さんは夢心地でしょうね(笑)。
仲道 例えば同じことを伝えるにも、生徒もそれぞれ性格や受け止め方の深刻度が違いますから、スッと入っていく子と、そうでない子がいます。その子がどんなタイプなのかって考えながら、日々試行錯誤しています。
斎藤 曲とかも考えてあげるんですか?
仲道 はい。自分が弾かない曲をあげたりするのは、とてもおもしろいです。例えば私はプロコフィエフとか、打楽器的にピアノを使う曲はあまり弾かないですけど、若いうちは満遍なく弾いた方が良いとも思いますので、いろいろ提案しますね。
斎藤 僕は曲は決められないんです(爆笑)。だから「やりたい曲持っておいで」ってね。
仲道 それも自主性が伸びそうで良いですよね。試験の採点の時は、おもしろい演奏が好きなんです。もちろんちゃんと弾けてることが大前提ですけど、その子が音楽で何を表現したいのかが見えてくる演奏だと「うん! 頑張って‼」って思うの。
斎藤 デビューしたらそれが大事ですからね。コンクールとかですごい演奏しているのに、ピアニストとして残れなかったりするのは、そこだよね。
仲道 ホールを借りて発表会とかもするんですよ。「人の振り見て我が振り直そう会」という、なかなかに厳しいものを(笑)。
斎藤 ヨーロッパでは毎週そのクラスで、弾き合わせ会みたいのありますからね。
仲道 演奏者は客席で他の人のも聴かなきゃいけないの。で、順番は私が突然指名します。
斎藤 ははは! そういうキャラでしたっけ(笑)?
仲道 で、弾き終わると私がマイク持って「あのね……」と(笑)。そう考えると私って結構怖い先生かもしれない!(爆笑)
斎藤 いやいや(笑)、プロのピアニストの「ダメ出し」だから、それは本物。生徒にとってはマジに価値がありますよ。
仲道 確かに人の演奏を見ていると、すごく客観的に演奏を体感できますよね。そんなことを一日かけてやったりします。あとは、海外に留学した子とかが日本に帰ってくると連絡をくれて、一緒にご飯食べに行って、向こうでの話を聞いたりするの。そういうのもとても嬉しいんです!
斎藤 それは素敵な関係ですね。ぜひそこで美味しいものを食べに行かなきゃね(爆笑)。
仲道 ホントにそうですね(笑)。生徒が「先生、ご飯食べましょう!」って来てくれるような先生を目指したいわ。

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まだまだ美味しい話と音楽の話はつきませんが、続きは月刊ショパン1月号で!!
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